新しいブロックチェーンアプリはどのようにDeFiを使いやすくしているのか
July 2, 2021
Maker Foundationの開発者助成金プログラムが、3月21日に終了しました。もうすぐFoundationが解散し、DAOによる完全な分散型管理が差し迫る今、Makerコミュニティは開発者助成金の方向性を決定しなければなりません。
このプログラムでは、Foundationからは独立している個人およびチームによる、Makerエコシステムのインフラおよびアプリケーション作成をサポートしてきました。Maker Foundationの中核原則に従いコミュニティ開発(Comm-Dev)チームは、活動的なMakerコミュニティが、組織的に堅牢なエコシステムを構築できるよう推進してきました。
助成金受賞者の成功、そしてそこから何を学んだのか見てみましょう。
2018年の秋、Richard Brownを代表としたMaker Foundationのコミュニティ開発チームは、コミュニティメンバーが、DaiおよびMakerプロトコル関連の様々な自律的プロジェクトを制作できるよう、その推進および支援に着手しました。
この助成金プログラムでは、最大で50,000Daiの助成金に加え、ユーザー調査のセッション参加やコード監査など追加サポートも、独立したコミュニティ・プロジェクトへ提供されました。
さらにComm-Devチームは、開発最初期にあるプロジェクトの発展に焦点を当て、意欲的だがまだ広く知られていない新興プロジェクトを推進してきました。
「プログラムの総合的なサポートにより、資金および評判の両方が、PoolTogetherにとって非常に重要な時に提供されました。このプログラムが監査を担当してくれたおかげで、メインネットおよびV2プロトコルへ進むことができました。Maker Foundationのオープンソース開発への貢献なしには、今日のPoolTogetherは存在していないでしょう。」—PoolTogether創設者、Leighton Cusack
助成金の受け取りは、参加者が独自に設定した一連のマイルストーンに到達することを条件としていました。熱心さと固い決意を持ったチームが、161のマイルストーンのうち135のマイルストーンを完了しました。
受賞者のマイルストーンの例は以下の通りです。
受賞者は全て、コミュニティが作成したMaker受賞者ダッシュボードにまとめられています。
コミュニティ開発の経験から、多くのことを学びました。コミュニティ開発チームが抜けた後、コミュニティが引き継ぎ、DAOの中で独自の助成金プログラムを作成するにあたり、以下を考慮すべきでしょう。
公式のDAO助成金プログラムを作成してほしいというコミュニティのリクエストに応えるために、解散前の最後の活動として、コミュニティ開発チームは、助成金に関するCall for Proposals(提案の要請)を提出しました。MakerDAOの助成金プログラム育成方法に興味がある方は、「Call for Proposals」にてアイデアを提案すると、コミュニティにレビューしてもらえます。
コミュニティ開発チームは、受賞者、パートナー、応募者およびこの旅路に関与してくださったコミュニティメンバーに、心から感謝申し上げます。