複数担保型Dai:担保の種類

July 8, 2019

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複数担保型Dai(MCD)に関して最もよく寄せられる質問の1つは、「システムの担保として追加されるトークンはどれですか?」ですが、この件に関しては、MKR保有者が決める事とされています。


Maker Protocolの柔軟性は、適切なリスクパラメータがある限り、トークン化できるほとんどすべての種類の資産をシステムの担保として利用できることを意味します。システムが幅広い資産タイプをサポートできることを保証するために、Maker Foundationはその中に一連の「コネクタ」を組み込んで、実際の担保テストとMCDの監査を可能にしました。

テストされる最初の担保種類は、多様性、1日平均数百万米ドルの取引量、および各トークンの相対的な安定性に基づいてMaker Foundationによって選択されました。

ETHを超えた最初の担保種類への投票

7月29日の週に、Maker Foundationは、MKRの保有者が最終決定するにあたっての提案として、ガバナンスシステムに採用する担保の優先順位に関する世論調査への参加をコミュニティーに依頼します。

MKRの保有者が最初に評価するために選択できる担保の種類は次のとおりです。

  • Augur (REP)
  • Basic Attention Token (BAT)
  • DigixDAO (DGD)
  • Ether (ETH)
  • Golem (GNT)
  • OmiseGo (OMG)
  • 0x (ZRX)

この最初のトークンセットに焦点を合わせることで、Maker Foundationはガバナンスの取り組みを合理化し、加速することができます。財団は、優先する担保の調査に関する準備しながら、より広範なリスクとガバナンスのプロセスについてMKR保有者とコミュニケーションを続けます。


優先順位が付けられたリストが用意されると、MKR保有者は各担保タイプのメリットの評価と議論を開始し、最終的にどのトークンをMCDに含めるかについて投票することができます。

次の予定は何ですか?

7月9日、Maker Foundationは、提案された担保登録手引きと、コミュニティーメンバーが担保種類に追加するために必要な申請書を発表します。MakerDAOのガバナンス原則に従い、それぞれの担保種類は、採用前にMKR保有者によってレビューおよび投票されなければなりません。


MCDのローンチ後、コミュニティが提案した幅広いERC20トークンをすぐに処理できるよう、ガバナンスプロセスに参加している独立したリスクチームの数が拡大することが期待されています。

最後に、MCDを立ち上げるために達成しなければならない重要なマイルストーンのリストが公開されましたので、ご確認ください。

MKR保有者を含むMakerコミュニティ全体が、このプロジェクトの過程を通して不可欠であり、今まで以上に必要とされています。 Maker Foundationは、複数担保型Daiを立ち上げるためにMakerコミュニティと協力することを楽しみにしています。

July 8, 2019